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Cry For The Moon

もうすぐこの日々も終わる
忙しなく電車に乗り 雑踏に紛れ
誰かと出会い 僕が磨り減ってく

人当たりだけはいい笑顔で
望まない役柄を 完璧に演じる
細心の注意で 僕の嘘が増える

慣れっこと 平気は違う
思うより ダメージは残る

だからその膝で
今夜はもっとわがままになる
得るものと引き換えに
失うものの大きさが

僕を怯えさせる
久し振りの異世界だからね
違うのは僕のほうだなんて
言わないでくれるだろう?

分かってると 大丈夫は違う
それでも きっと上手く

僕は泳げる
だからもっと苦しくなる
自業自得だなんて
言わないでくれるだろう?

ねえ 僕はただ
僕のままで いたいだけなんだ

だからその声で
今夜は何度もすきだと言って
どんな未来でも
決して離れないと誓って

僕の甘い夢を
きみだけは笑わないで
違うのは僕のほうだなんて
言わないでくれるだろう?

ねえ 僕はただ
僕のままで いたいだけなんだ


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8番目の月

March
勝ち気な視線が流れて
僕を捉えた瞬間

April
マウスを操って
横顔だけで窘める瞬間

そんなのが
胸に消えなくなるんだ
きみだけが 積み重なっていくんだ

追い掛ける背中
心だけで
言い聞かせて
季節は過ぎて

May
きみは
花みたいに微笑んだ

June
ただ
一緒に雨に濡れてくれた

ガラス越し眼を丸くして
雨を見てた きみを忘れない
どのきみも 決して忘れない

始めから
思い出だらけだった
分かっていたから
きみにだから 夢中だった

July
白い肌に僕を残したくて
我が儘な痕をつけた

最後の
カレンダーはいつまでも
涙に滲む

始めから
思い出だらけだった
分かっていたから
きみにだから 夢中だった

ただ一人の 愛しいひと
きみにだから 夢中だった


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オリオン

振り払っても
振り払っても
面影が消えないなら

だったらもう
それを抱きしめて
僕はうたおう

諦めることを
諦めるのは
苦手だらけの僕の
唯一の得意技だろう?

雨の前の夜空に
眩しいまでのオリオン

忘れたいことも
忘れたくないことも
いつか遠去かっていく

だったらもう
空っぽになるまで
僕はうたおう

夢ばかり追う
身勝手さが
意気地のない僕を
立たせ続ける背骨だろう?

絞り出すフレーズに
滲んで揺れるオリオン

振り払っても
振り払っても

追いかけても
追いかけても

遠いままの面影
滲んで光るオリオン


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きみが世界

とりあえず
オハヨーゴザイマスって
すれ違う人に挨拶して

眼の端で
きみを探す
日々髪型が変わる

すぐに見つける
今日もカワイイね
そう言うと
「全然」って笑う

拗ねたように尖らす
その唇がいいんだ
勝ち気そのものの
顎のラインもいいんだ

席替えで
近くなれますようにって
祈った頃を思い出して

それよりも
僕はずっと
きみに振り回されていたい

冬の終りの
高く澄んだ空
ガラス越し
落ちる陽に照らされ

欠伸ひとつして
ちょっと肩をすくめる
くすくす笑いで
僕の時間を止める

投げかける
僕の勝手な心に

困ったように微笑む
きみが世界

拗ねたその横顔を
ずっと見ていられるなら
勝ち気だから脆い
きみのそばにいられるなら

ねえ
くすくす笑いの
きみが僕の世界


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Do you remember?

Do you remember?
大雨 相合傘 地下道

Catcher in the JR
東行き crybabyホーム

永い物語をきみと紡ぐよ
心をすべてきみにあげるよ

Do you remember?
夕暮 陸橋 au携帯

Catcher in the Mc
どうしようもなく crybabyステップ

僕はどうせきみに知られてる
だからもっときみにあげる

弱虫だからdance
臆病だからjoke
抱きしめてくれ

逸らすためにfake
逃げきれずにache
愛してくれ

愛してくれ


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孤独の翼

まだ残る
花の香り
最終の電車が近付いてくる

お決まりの
痩せた月だ
そのうちに滲んで瞼に沈む

心残りは何も無い
背中には 孤独の翼
どんな高みまでも翔んでみせる
この出逢いを
その名前を
胸に抱いたまま

誰かの詩を口ずさむ
さよならだけが人生さ

振り返らずに行ってくれ
後ろ姿に愛を贈る

夏に向かう
甘い夜だ
最終の電車が近付いてくる

心残りは何も無い
背中には 孤独の翼
風に乗ってどこまでも浮ぶ
あの街明かり
その何処かで
思い出に眠れ

眩しさにふと目を伏せる
花に嵐の人生さ

振り返らずに行ってくれ
後ろ姿に ただ 愛を贈る


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僕にも五分の魂

空廻って弾んで
黒い冗談で煙幕を張って

自意識に溺れて
忘れて笑った裏側で泣いて

何が欲しいんだ? なんて
僕に訊かないで
口にできるなら
とっくにしてるんだ

宵闇に浮ぶ月
願った思いは破れてばかりで

それでも誰かに
この心に気づいて欲しくて

どうしたいんだ? なんて
僕に訊かないで
どうもならないから
いつも笑うんだ

僕にも五分の魂

花の嵐 春の終り
酩酊の霧中 名前を呼ぶ

空廻って弾んで
わざと引き裂いてみせる恋情

それでも誰かに
この心に触って欲しくて

きみに
この心に触って欲しくて

何が欲しいんだ? なんて
僕に訊かないで
口にできるなら
とっくにしてるんだ

望めるなら
とっくに望んでるんだ

僕にも五分の魂

花の嵐 春の終り
酩酊の霧中 名前を呼ぶ

花の香り 夜の終り
酩酊の夢中 名前を呼ぶ


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きみに光る

たとえば
心が
粉々になっても

その欠片は
いつまでも
きみをすきだと光る

だからいいんだ
きみの視線を追う 僕が悪いんだ

こんな風にここで
きみを見つけた 僕のせいなんだ

だから
明日
僕が壊れたらいい

それでも
きみだけを
ずっと愛せたらいい

小さな誓いは
僕にだけ立てた それを守りたい

誰のためでもなく
きみを見つめる 僕だけのために

だから
いつか
僕が壊れるならいい

それでも
きみだけを
ずっと愛せるならいい

わがままを 全部やめる
出逢うまでの僕を 全部捨てて

たとえば
心が
粉々になっても

その欠片は
いつまでも
きみをすきだと光る

いつまでも
きみだけがすきだと光る


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完全、I need you

諦めていた
最初の最初から
ふと流れた視線から
何度も隠れて

心を知られないように
盗む横顔
僕がいま15なら
悲劇的に恋に落ちてた

だなんて
すでにもう、I love you

イタリアの
彫刻みたいな肌に
手を伸ばす想像だけで
何度も震えて

あの6月
ほぼ記録的な大雨
初めての二人きりの
小さな背中を見つめて

どうしようもなく
完全、I need you

その唇
華奢な輪郭
何よりも好きな
勝気そうな横顔

眩暈がするほど
ねえ、I want you

僕がいま15なら
物語みたいに恋に落ちてた

だなんて
すでにもう、I love you

戻る道はないと
分っているんだ
眩暈がするほど
もう、I want you

戻る気なんてもうないんだ
完全、I need you


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melt

風に目を覚ました
夢のつづきが見たくて

夏の匂いに包まれた
懐かしいような夜明け
その声をただ 擦り切れるまで
記憶のなか repeat

カーテン越しに射す
光に目を細めて

鈍い酔いだけが残る
構わずに飲み干せば
掴めそうで 掴めない文字が
グラスのなか melt

絡み合った糸を
解くことはしない

誰かの一瞬が
僕になら永遠

なんて酔いだけがまわる
どんな夢も見れそうで
揺れる浮かぶ 巡る微笑みに
とりとめなく loved

忘れるには その腕は
あまりにも 甘すぎる

誰かの一瞬が
僕になら永遠

なんて酔いだけがまわる
どんな夢も見れそうで
揺れる浮かぶ 巡る微笑みに
とりとめなく melt

僕に触れて 囁いて
その瞳に すべて手放す

きみの一瞬が
僕になら永遠


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