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Moonlight Surfer

君はきっと
夜の海なんか好きじゃなかったし
ましてや
波乗りなんてとても

だけどなんだか
エンドレスでリピート
"あなたは
月夜の素敵なサーファー"

Surfer in the moonlight moonlight moonlight
Surfer in the moonlight moonlight moonlight …

腕を枕に
拗ねて甘えるもう遠いスナップ
七色の
キャンドルに浮かび上がる

風もないのに
寄せては返す光り
"その代わり
一緒に波に乗るの"

Surfer in the moonlight moonlight moonlight
Surfer in the moonlight moonlight moonlight …

次はきっと
もっともっと長く一緒にいよう
ほんとは
今すぐにでも って

仰いだ空に
小さくまるい月
君は
窓辺の可愛いサーファー

Surfer in the moonlight moonlight moonlight
Surfer in the moonlight moonlight moonlight

Surfer in the moonlight moonlight moonlight surfer


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十二月の夜

時計を動かそう
僕だけがひとり
十二月の夜にはいられない

でもこの部屋は
君のためだし
其処彼処に
まだ君が潜んでいるし

なんて思って
進むだけ戻って
やっぱり十二月の夜のなか

彼女とふたり
傷まないように
窓を開けた
白い息で名前を呼んだ

手を繋いだ
凍えながら名前を呼んだ

あの日ポキリと
折れた心は
骨のように
また強くなるだろうか

君のように
強くなれるだろうか

時計を動かそう
僕だけがひとり
十二月の夜にはいられない

時計を動かすよ
だけど忘れない
君がいた朝と昼と夜

なんて思って
進むだけ戻る
あと少しだけ
十二月の夜のなか

もう少しだけ
十二月の夜のまま


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武器の名は孤独

am7:00にはもう本腰の太陽
アスファルトの温度を手で確かめて
街路樹の陰から陰へ a walk
結果見れず終いの桜avenue

radius of 200mにも満たない
ヘブンロータスの完全な世界
入道雲と陽炎の day by day
いつしか釣瓶落し西風sunset

生れ持った
武器の名は孤独
振り上げては空を切って

巡り逢った
淋しがり大三角
地上三階のアステリズム

それは未来永劫
誰にも知られない輝き

pm2:27からもう満中陰
シッダールタなんて半信半疑だけど
叶う限りいい旅を と pray
いつか輪廻転生ここへrebirth

明けぬ夜は
夜のままでいい
どうせ外は灯りだらけ

巡り逢おう
淋しがり大三角
輝きはたとえ小さくても

きっと未来永劫
繰り返し瞬く星屑

radius of 200mにも満たない
ヘブンロータスの完全だった世界
色も香も失って a north wind
舞い飛ぶ思い出を追うようにsnow

生れ持った
武器の名は孤独
ありもしない呪術で

淋しがり大三角
地上三階のアステリズム

淋しがり大三角
いつまでも夜に輝け


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50日目

それは長かったのか短かったのか
わからないけれど

少しずつ滑らかになる日常
ラジオでは流行り歌

時が経つというのは
こういうこと
くだらない恋の唄が
聞けるようになること

それでも不意に蘇る断片に
胸を絞られて

どうしようもなく熱くなる瞼を
何度も何度も擦って

時が経つというのは
こういうこと
大切な想いがより
深く刻まれること

あちこちで拗ねんぼの春の夜
歩くのが難しくなっていった夏の終り
ベランダから見下ろした秋の街
冬の始まりの永い眠り

それは
長かったのか短かったのか
わからないけれど

いまもそこにいて
可愛い花を咲かせる

ずっと
どれほど時が経っても
いつもそこにいて
可愛い花を咲かせて

また逢える日まで
また逢える日まで


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君は往く

一つ 星が流れて
時は 確実に終り
まだ今も
その姿を捜すけれど

街角に
公園の隅に
その姿を見つけられなくても

僕の 視線の端を
君が 懸命に歩く
愛しさで
胸はこんなに熱くなる

もう一度
ただもう一度と
胸はこんなに熱くなるけど

二つ 月が巡って
舟は 凪いだ海を滑り
また僕は
恋の詩など書くだろう

日々のなか
傍らで微笑う
君と僕の大切な人の詩を

君は 懸命に歩いて
僕らと 懸命に生きて
大好き、と
その最後まで顔をあげて

もう少し
あともう少しと
その最後まで僕らを愛して

君は往く

折からの
寒波が降らせた
綿のような雪が舞い飛ぶなか

僕の 視線の端を
君は 懸命に歩く
何よりも愛しい
小さな白い躯を隠して

君は往く


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ココモ

時計を動かさなくちゃって
何十年振りかの学校
やっぱりうわの空の授業中
真面目な顔で考えごと

ねえ、僕はいつも間違えてきたね
大切にするものの順序

指示通りにマウスを操って
教科書には黄色いアンダーライン
ショートカットですべてを選択
ディレイトキーを軽く叩く

ねえ、次は間違えない
誓うよ

言葉は話せないけれど
お喋りだった君
もっと早く会いに行けばよかった
もっともっと一緒にいたかった

ねえ、僕は間違うのに
君は絶対に間違えなかったね

下書きに沿ってつなぐ点と点
ハンドルの角度を何度も微調整
耳の奥で鳴り出すパーカッション
アルバ ジャマイカ 君を連れて行きたいな

ねえ、ココモ
南の島では波が打ち寄せる

乗り換えのホームのアナウンスに
懐かしい日々が蘇る
この線路の先の先にはいつも
淋しい眼をした君が待っていた

ねえ、次は間違えない
誓うよ

日差しと風から君を守って
その痩せた躯を支えながら
君の瞳の中の空が
赤から藍に変わっていくのを見てた

ねえ、ココモ
南の夜には虹がかかってる


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a hundred days

季節が
往こうとしている

桜が
君の不在を告げる

晴れた空の下
並んで
トコトコと
歩いた

風が吹き散らす
花びら
よけながら
歩いた

変わらず
あいしているよ

それだけで
涙が溢れるほど

a hundred days
ねえ、また会おうね

晴れた空の下
大切な
大切な
君との日々

何を書いても
どんなに書いても
君への思いの
百万分の一にも届かない

君への祈りの
百万分の一にも届かない

変わらず
あいしているよ

それだけで
涙が溢れるほど

いつまでも
涙が溢れるほど


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God bless you

生まれ変われたら

なんでもない人生を望むよ

君と

彼女と

なんでもない人生を

それから

優しかった人たちに

優しい人生を

願いは

それだけ

願いは

それだけだよ


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Starting Over

間違った地図も
止まった時計も 捨てて
歩きだす
一歩一歩が
君へと近づくように

あの素敵な時間
愛だけに満ちて まるで
特別な小宇宙
瞳の無重力
ふわりと包まれて遊泳

そこへと帰ろう
いつかさ
星の明りに瞬く信号を
受けて 返すよ

見えるだろう?
その為の微笑みと涙が
チカチカ きらきら

間違った地図も
止まった時計も 捨てて
進みだす
一足一足が
強く優しくあるように

いまはまだ遠い
彼方に霞んだ 夜明け
だけど願えば
必ず叶うって
教えてくれたのは君

ここへと帰ろう
いつかさ
二度と淋しくさせないと
誓うから もう一度

すぐにさ
始まりから終わりまで
次は 共に

だから

ここへと還ろう
すぐにさ
始まりから終わりまで
次は 共に


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五月の涙雨

朝から灰色の空
出掛ける頃に
ぽつり ぽつり
僕らに落ちてきた

君が嫌いだった雨
ね、お散歩は無理だねって
二人で眺めた雨

僕も彼女も忙しくしてるから
君が降らせたのかな
振り向き 振り向き
それでも離れていく

君の待つ
この部屋から

日々は無常だと
知っていたのにね
君だけは 君だけは
そう願っていた

レジャーシートを広げて
ね、ずっと一緒だよって
三人で眺めた未来

もう待ちきれないよって
君が降らせたのかな
ぽつり ぽつり
五月の涙雨

君の待つ
この部屋から

君が眠った
あの時間から

僕も彼女も忙しくしてたから
君が降らせたのかな
振り向き 振り向き
心は離れない

振り向き 振り向き
五月の涙雨


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